失望しました

久しぶりに腹が立った。
腹が立つだけならまだしも失望さえした。
大好きな街なのになー、、、悲しい。

バンコク映画祭で上映予定だった、
阪本順治監督の「闇の子供たち」が急遽上映中止になりました。
日本に居る両親からも薦められてたし、
俳優もなかなか揃ってるやん、ってことで
それがバンコク映画祭で上映されると聞いて、
僕もワクワクしてたわけですよ。楽しみだなーって。
ところがいざ公式ＨＰ開いて日程表見てみるも、
"Ｃｈｉｌｄｒｅｎ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｄａｒｋ"がないワケ！
で、ニュース検索したらこれだ。。。（下にいっぱいあるよん）

市内のごく一部の地域でごく一部の人たちが
騒いだってだけで非常事態宣言出したのにも驚いたが、
今回も映画祭の後援である観光庁が待ったをかけたというから
腹が立つというか、あきれるというか、、、

デモで死者が出たのはもちろん良いことではないが、
岸和田のだんじり祭りでもよく死者出るやん？
そんなもん、一箇所に何万人も集まって、押しくらまんじゅうしたら
一人や二人、犠牲が出るに決まってるやん？
で、なんで市内全域に非常事態宣言を出す？
僕は毎日普通に学校通っていましたが？
よく考えた上での結論だったのか？
とりあえず自分の目の前で起こるデモをストップさせたかっただけ？
観光への影響は？バンコクに対するイメージは？
宣言撤回したからって、すぐに悪いイメージ払拭できるの？
とても一国の政府がやることと思えなかった。

今回の上映中止だってそう。。。
国際映画祭と銘打っておいて、８月には招待しておいて、
直前になって明確な理由なく上映中止を勧告。。。おいおい。
ＰＧ１２だよ？日本では中学生が観られる映画をなぜ映画祭で見せられない？

ゲイもいる、オカマもいる、夜には道に立ちんぼうが出る、
白人のデブおやじと若いタイ人男がイチャイチャしながら歩いてる、
パッポン通りを歩けば胸をあらわにしたオカマが目の前を通せんぼする、、、

いったいこの国にいる分別のついた大人が一本の映画を観て、
どれほどの「ショック」を受けようか。。。そんな映画祭やめてしまえ。

きわめつけは今日の授業後、市内で最も大きい日系の書店に行き、
「せめて原作を・・・」と思って、問い合わせたところ
「紀○国屋では、現在その本を取り扱うことができない」とのこと。
日本語で書かれた、日本人のための本にまで影響が出るってどーゆーこと？
検閲かーーーーーー！！！！！！民主記念塔なんて壊れてしまえ。

・・・と、なんか不愉快です。


タイ：「闇の子供たち」上映中止・・・阪本監督「本当に残念」
http://mainichi.jp/select/world/news/20080925k0000m040079000c.html

「闇の子供たち」タイで上映中止　人身売買の内容に反発
http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY200809200190.html

上映中止に「残念の一言」＝「闇の子供たち」の阪本監督―タイ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008092400916

"People In The Dark"-PG12 Film Too Hot For Thai Govt
http://absolutelybangkok.com/children-people-in-dark-pg12-film-too-hot-thai-govt/